裏磐梯風景写真  【自然を自然に】

裏磐梯観光協会の写真コンテストの審査をして参りました。応募件数が500件以上あるために審査は2回に分けて行われ、今回はその半数を見てまいりました。今回見た応募写真のほとんどが、激しい着色や強コントラスト作品でありました。観光協会主催の写真コンテストですので、主催者の側からはすぐれた観光写真、新しい観光スポット写真を期待されています。見たことの有る場所や構図の良くないものや、露出の適正でない等の写真は昔から有るのですが、デジタルカメラが普及してからは、写真の出来不出来以前に、超不自然色彩写真がやたらと多いのですヨ。フィルムカメラによる写真であれ、デジタルカメラによる写真であれ、被写体の自然は同じなのに、珍妙な色彩の写真が数多く集まるのは何故なんでしょうかネ?

自然をそのまま写して、ありのままに表現することがなぜ出来ないんでしょうかネ?ネイチャーはナチュラルに撮影しましょうヨ。

 


裏磐梯風景写真   【一番良い時期?】

「豪雪」と言おうか、「大雪」と言おうか、日本各地、いや世界各地で、妙な降雪があるみたいですな。裏磐梯では雪が大量に降って『数か月の雪シーズン』に入り、雪景色の撮影やウィンタースポーツは盛期にはいった訳で、裏磐梯に来るには何時でもござれなのですが、相変わらず、『冬は何月が一番良いのですか?』と言う問い合わせが有るのです。「せっかくそちらに行くのだから、一番良い写真の撮れる時期は何時ですか?」と言う質問は「せっかくそちらに行くのだから、一番楽しく スキーを滑れる時期は何時ですか?」と言う質問と同じで、「あなたにとっての一番良い時期」等地元の人間にもわかろうはずもないのですが、地元の人間が一番良く知っているはずだとお問合せがあるのですネ。

 

あえて言えば『一番良い時期』等と言うものはシーズンが終わってから、あれこれ指摘できるものなのですが、どうにも人間様は、始まる前に「せっかくそちらに行くのだから、一番良い時期」と聞きたがりますナ。そんなことを御宣託するのは誰にも無理と言うものなんですヨ。昔から言うではありませんか。一番良い時期とは『思った時が吉日』とネ。

 

 

 

 


裏磐梯風景写真   【適度にお願いしますヨ】

 数日雪が降り続き,、降り終わるとサッサと融け始めたりして、にわかな大雪に雪国住人はキリキリ舞いさせられました。

「適度に降って下さいな」 と思わずボヤきたくなってしまいますナ。最近は大雨とか大雪とか、とかく『大』の付く自然現象が多いとは思いませんかネ。 

 


裏磐梯風景写真  【冬が来た♪・・・】

晩秋と初冬を行ったり来たりの風景が突然の大雪で一挙に冬景色になりました。鳥達はあわてたでしょうし、野性動物達も「冬突入」と緊張していることでしょう。

スキー場は「待ち焦がれていました」とばかりに『ゲレンデオープン』のお知らせを下さいました。「突然やって来た冬」に人間様もあわてたり喜んだり致しておるわけですナ。

 

 


裏磐梯風景写真   【詩情溢れる・・・】

初冬の今頃は、ここかしこで『詩情溢れる風景』に出合います。お客様の中には「どれが詩情なんですか?」、「何処を撮影したら詩情が写るのですか?」とトンチンカンな質問をされる方もおられます。

「○○ミリのレンズを使って○○を撮りなさい」式の指導をされている方が本当に多いらしく、『物語を感じるように』とか『詩情を感じるように』とかのアドバイスは全く理解が出来ないようです。

 滝だとか写り込みだとか具体的な被写体しか見えない方が随分と多いようです。せっかくのシーズンなのでじっくり被写体を探したいものですネ。

 

 

 


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