今秋は異様な天候日が多く、全国的には暑い秋であったとTVが言っております。裏磐梯では10月下旬頃には寒い日もあって、紅葉に雪の写真も撮れました。その後は快晴の日が続いたので多くの観光客やカメラマンがやってきましたが、連日の快晴のため木々の葉がチリチリに干からびて行き、裏磐梯の紅葉は10月末には終了してしまいました。快晴が続くと観光客やカメラマンは喜びますが、自然には喜ばしくは無いのですネ・・。
裏磐梯風景写真【冷え込みの朝】
早朝は1度前後の日が続いておりました。日中は暖かくなりますので、明け方、温まった水辺からは靄が立ち上り、靄の中を通過した太陽の光を分散光にしておりました。冷え込んだ日があると紅葉は進みますが、最低温度が8度以上の晴れた日が続くと紅葉の進展が止まり、葉が枯れて美しくなくなります。今年は紅葉が遅れていたので、今後の紅葉進展に期待大です。
裏磐梯風景写真【ツタウルシ紅葉】
今、ツタウルシ紅葉が盛りです。「紅葉(こうよう)の一番良い時期はいつですか?」というお問い合わせをよく頂きます。牧野富太郎博士風に言えば「紅葉という木の葉はない」ということになりますが、いまのところ、ツタウルシ紅葉の時期はおおよそ10月初旬から中旬ですが、10月下旬ではありません。ヤマモミジの紅葉は10月下旬から11月初旬ですが10月初旬ではありません。カラマツの紅葉は11月初旬から11月中旬です。はて?「紅葉(こうよう)の一番良い時期はいつ」なのでありましょうか。
裏磐梯風景写真【やっと秋が来た】
つい先日まで暑い日が続いていたのに、今日の明け方の気温は1度です。今年は「風の音に驚く」暇もなく急に気温が下がり、日増しに紅葉が増しております。青い空には秋の雲が多くなりました。遅れ気味ながらようやく秋になってきたようです。今はツタウルシの紅葉が盛んです。
裏磐梯風景写真【ちいさい秋】
今年は異常に暑い日が続き、9月も記録的な猛暑が続いていると、TVが言っております。さすがに裏磐梯では夏日はなくなり過ごし易くなっております。それでも猛暑の影響か紅葉せずに枯れた葉が散見されます。今年は豊饒な野生の実りも期待できないようです。今年は「ちいさい秋」ではなく、季節が夏に侵食されて秋自体が短くなり、「小さくなった秋」になりそうです。