裏磐梯風景写真  【戦略】

野鳥たちにとって降雪の冬はエサの木の実がない季節。そこで宿り木はこの降雪の季節に果実を実らせるという高等?戦略をたてたのですナ!。赤い実は白い雪の中では目立ちますので、野鳥の絶好のお食事処という訳ですヨ。それにしても、「野鳥に実を食べてもらい、種をフンで運んでもらう」という方法は大抵の樹木が用いる方法ですが、「降雪季という植物にとって決して楽ではない時期ではありますが、競争相手のいない時期にあえて結実させる」という戦略には感心させられてしまいますネ。

人間様だって色々と戦略を立てて行動しているつもりですが、「決して楽ではない時期にあえて」というところを手抜きしてしまいがちですナ。あなたの写真撮影に当てはめてみるといかがですかネ?

 


裏磐梯風景写真  【雪の降る日】

裏磐梯の雪質はウィンタースポーツには最適ですので、雪と氷を求めて全国からスポーツマン氏はもちろん、沢山のカメラマン氏がやって来ます。大抵のスポーツマン氏は快晴を期待してやって来ますが、大抵のカメラマン氏は快晴の冬景色のイメージを出来上がらせてやって来られます。悪天候になるとイメージ先行のカメラマン氏は撮影する意欲さえ失う方がおられます。

大変残念なのですが、自然は人間様の期待通りになってはくれませんですね。雪国では快晴の日よりも、快晴ではない日の方が多いんですよ。そこのところをご理解のうえお越しくださいませ。

 

 


裏磐梯風景写真  【吹雪く前に】

北海道の太平洋側や本州の日本海側を中心に全国的に大荒れお天気です。普段は雪も降らない地方でも雪が積もったりして、雪国の大変さを幾分かは、感じて頂けたかもしれませんが、雪国では更に大量の雪と大風が吹き荒れまして、除雪に大わらわで何時間もかかっております。

大荒れになる直前は、雪は降っておりますが、まだまだ風景撮影する余裕もありました。が、猛吹雪になってしまいますと、撮影どころではなく、野生動物と同じく巣の中でジットしているより仕方がありません。吹雪の中をウロチョロすると遭難してしまいますからね。しかし、吹雪あけを待ち焦がれているのは、野生動物ばかりではなく、ウインタースポーツマンやカメラマン等の人間様でもありますネ。

 

 


裏磐梯風景写真  【大雪】

3日間絶え間なく雪が降り続けました。山も川も沼も雪に覆われてしまいました。除雪に追われた身としては、いい加減にしろと言いたくなるほどの雪でありました。が、それはそれでよいところもあって、きれいなたたずまいも見せてくれましたし、雪のほしいスキー場では大歓迎であったでしょうナ。

自然世界の出来事は、全てが全ての人間様に都合よくはまいりませんですからネ。

 


裏磐梯風景写真  【季節の境目】

数日前、裏磐梯の風景を見にやってきたお客様と出かけた時の写真です。「晩秋と初冬と真冬との境目は何時?」とお聞きになるカメラマンがおられますが、桜の開花宣言ではありませんので、「いつから晩秋、いつから初冬、いつから真冬」などと宣言はできないのですヨ。

天気予報が発達し、天気は何時でも予報ができるようになった為か、『季節の境目は曖昧』ということを現代人は忘れているようですナ。

 


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