季節の移ろいは誰にも止めることは出来ませんが、今年は紅葉が次々に散って行き、裏磐梯の秋はあっという間に終わってしまいそうです。紅葉がなくても食欲さえ有ればまだ秋だとお考えの御仁もおられるでしょうし、雪さえ降らなければまだ秋だという北国人も居るかも知れませんが、やはりカラフルな紅葉が秋の中心なのでしょうネ。では秋の中心は何時かというお尋ねがあるかもしれない。裏磐梯は高低差があるところなので、一番高い所の紅葉の始まりから、一番低いところが紅葉するまでおよそ一月ほどかかるのですが、○○平、○○渓谷、○○滝、○○沼等、場所によって紅葉時期は少しずつ違います。面倒なことに年によっても異なるのです。従って秋の中心は決まっていないとお答えすしかございません。
裏磐梯風景写真【紅葉がチトちがう】
山の上の方から紅葉し、山の下の方に降りてきて、山全体が綾錦に変って行くというのが、秋の順調な進み方なのですが、晴れ日が続く今秋は山の上の方が枯れてきて、山の下の方ではツタウルシが異常なほどに紅葉しております。ツタウルシの有名場所だけではなく、そこらじゅうでツタウルシ紅葉が例年に増してきれいなのです。十数年に一度の華やかさです。他の葉も鮮やかになってほしいものですネ。
裏磐梯風景写真【秋がやって来た】
寒い日が続き、高いところではダケカンバの紅葉が始まり、高くないところでもウルシの紅葉が進み「秋到来」を告げております。毎年今頃は、「紅葉がドンドン進んでほしい」という心と、「なるべく長く紅葉が続いてほしい」という心が葛藤いたします。野生植物も果実を実らせ、野生動物たちも捕食に動き回っておりますが、猛スピードで走り回る車による事故のせいなのでしょうか、道路に倒れているものや片足や片手のないサルを時々見かけます。生き残れると良いのですが。人間様にも野生生物にも様々な苦労があります。良い季節になるといいですネ。
裏磐梯風景写真【季節移ろい】
休日になると天気が悪くなるということを繰り返して、台風が通り過ぎてから気温は夏から秋へ急激に代わってしまいました。「・・・彼岸まで」とはいうものの季節が直角に曲がるように、気温が急激に変わると身体も季節についてゆくのが大変です。野生植物達も中々大変そうです。葉の色が急に変ったものや、気温変化について行けずにいるもの等いろいろです。朝方は靄がたつほど冷え込むのに、日中は夏日という温度差も身体にこたえる季節でもあります。それやこれやですが、空には高い雲の出る日が多くなっており、確実に秋になって行くようではあります。
非裏磐梯風景写真【晩夏に咲く】
先日、晩夏の浄土平に行って参りました。ペンションから車で1時間ほどで行けます。標高が1600メートルほどですので標高800メートルのペンション周辺よりは季節の訪れが早いのです。が、周辺はまだ紅葉には少し早くリンドウの花の盛期でありました。来週にはリンドウも終わり、クサモミジにも色が付き始めることでしょう。一切経山の山肌からはゴウゴウと音を立てながら蒸気が噴出しておりました。紅葉シーズンには駐車場に入れないほど混むのですが、今はまだ余裕です。シーズンに向けて木道の修理が行われておりました。一切経山に登るにも、吾妻山に登るにも便利なところです。お天気の良い日は気持ちの良い所ですヨ。