春はいつも、きれいで、うららで、穏やかで、心地よく、優しい、といいのですが、全ての皆様が喜ぶような春の日がいつもいつもあるわけではないのですネ。都会では記録的な暑さの春があるように、こちらでは観光客が震え上がるような春の日も有るのですナ。
「観光客の方々が思わず裏磐梯に来たくなる情報発信が大切」と言う観光関係者が多いのですが、自然は人間に都合のよいことばかりをしてはくれないのです。しかしそれが更に裏磐梯の魅力を引き上げてくれることも有るのですが、多くの方が気が付かないのですヨ。
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春はいつも、きれいで、うららで、穏やかで、心地よく、優しい、といいのですが、全ての皆様が喜ぶような春の日がいつもいつもあるわけではないのですネ。都会では記録的な暑さの春があるように、こちらでは観光客が震え上がるような春の日も有るのですナ。
「観光客の方々が思わず裏磐梯に来たくなる情報発信が大切」と言う観光関係者が多いのですが、自然は人間に都合のよいことばかりをしてはくれないのです。しかしそれが更に裏磐梯の魅力を引き上げてくれることも有るのですが、多くの方が気が付かないのですヨ。
都会ではすでに真夏日になる日もあるとか。裏磐梯では春が激しい勢いで進んでおります。残雪が溶けるのと、木々が新緑になるのとの競争です。新緑になる前に雪が消えてしまうのか、雪が消える前に新芽や新緑が萌えたつのか。風景写真を撮る者には興味深々ではあります。毎年それぞれの速度が異なりますので、風景は毎年異なるのですヨ。
それにしても雪が早く溶けて、生育に良い場所にある木々と雪がいつまでも溶けずに中々生育できない木々とでは生育条件は同じでは有りません。自然は公平では有りません。不公平な条件の中でも野生生物たちはガンバッテ生きているのですナ。実は人間社会もそうなのかもしれませんネ。
毎日が『山笑う』日々であります。裏磐梯中がフレッシュ野菜のような緑ですナ。春風というにはまだ肌寒い日もありますが、まだまだ夏日にはなっておりません。新鮮野菜サラダの空気の中で生活をしている気分ですヨ。
しかし、笑っているのは山だけなのか?、野生動物なのか?、人間なのか?、はわかりませんネ。
雪解けを合図の様に動植物が動き出します。雪が解け、水たまりが出来ても、雪解け水が流れ込んでくるので水はまだ冷たいのですが、水辺には水芭蕉やリュウキンカ等が咲き出し、水中にはカエルやイモリの卵が産み落とされているんです。春をいち早く感じた動植物は競うように営みを進めます。
今年も春がやってきて、これから裏磐梯の低地から高地へと春が進んで行くんですヨ。
春の日差しに良く似合う花は色々あるけれど、裏磐梯では1位がオオヤマザクラなら次は水芭蕉でしょうナ。「夏になると思い出す♪」尾瀬とは違い春早くから咲き出すのですヨ。水がきれいで豊富な裏磐梯ではあちこちで見ることが出来ます。
雪の中の水芭蕉も、雨の水芭蕉も味わいが有りますが、光の中の水芭蕉も中々のものですネ。