暖かな室内から窓ガラス越に、外の吹雪いた光景を撮影するのは、簡単でかつ快適です。しかし、吹雪いている戸外で吹雪を撮影するのは、並大抵ではありません。撮影ツアー日で吹雪いている時に、オーナーが撮影が無理だと言っても、撮影したいとお客様がいうと、撮影地へ御案内するのです。が、案の定、お客様はギブアップして、ペンションに帰りましょうと、おっしゃいます。吹雪をなめてはいけません。室内は快適でも、戸外は最悪なのですから。
風景写真
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裏磐梯風景写真 【迷子】
迷い子サルが一匹、スキーレンタルショップの看板の上に腰かけておりました。裏磐梯のサルは日光のサルのように餌付けされたり、人に慣れてはおりませんので、野生のままです。人間が出入りする店先に座っているのは珍しい光景です。人間の世界で迷子はよくあることなのですが、野性動物の迷子をあまり見かけないのは、迷子すなわち死に至るからなのでしょう。子サルは時々弱弱しく呼び声を上げておりました。この子サルは家族に巡り合えるのでしょうか。気になりつつも、如何ともしがたいのが野性動物です。
裏磐梯風景写真 【一番必要な資質】
ここの撮影地は少し高い所に在って、上から撮影します。下に降りて撮影すると、下の写真の様に足跡がついてしまい、後から来た人が撮影出来なくなるからです。下に降りない様に、木の枝で柵が作ってありますが、柵を壊して下に降りて撮影するカメラマンが後を絶ちません。小学生でもわかる柵を壊して、下に降りるカメラマンのおつむは、小学生以下と言う事なのでしょか?。それとも自分の事しか考えない、エゴイストなのでしょうか?。昔、高名な写真家が、「カメラマンにとって一番必要な資質は何か?」という質問に、「人柄です」と答えておりました。「感性」でもなく、「撮影技術」でもなく、『人柄』と言う答えを印象深く覚えております。この柵を壊して下に降りたカメラマンはカメラマンとしての一番必要な資質を欠いているということなのでしょうね。
裏磐梯風景写真 【雪には、雪の風情】
9日の土曜日だけが、良い天気でしたが、その前後は毎日雪であります。「しんしん」と降るのではなく、「こんこ」と降るのでもなく、「ゴンゴン」と音が聞こえそうなくらいに降っております。先日の雨で、減った積雪もたちまち回復しています。雪の日には独得の風情が有るのでシャッターチャンスです。どなたですか?雪の撮影をするよりも、雪見温泉や、雪見酒のほうがいい等と言っておられるのは。
裏磐梯風景写真 【ほんの少しの彩】
冬は厚い雲に覆われていることが多く、なかなか空が焼けませんが、風が有って雲が動いている時等には、ほんの一瞬に、ほんの少しだけ色付く事が有ります。そんな時にすかさずワンショットです。モタモタしていると、たちまち消えてしまいます。