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裏磐梯風景写真  【風が吹くと桶屋が儲かる?】

天気が良いと氷が溶けて少しだけ水面が顔を出すことが有りますが、今年は氷が厚いため水面が見えるのはほんのわずかな場所だけでした。3月になり暖かな日が多くなると水面の見えるところが多くなりますが、今度は、雪や氷の表面が融けて汚くなってしまいます。両方が良いというのはなかなか無いものです。あれも良く、これも良くというのは人間の願望ですが、そうは問屋が卸してくれませんナ。しかし人間は『金も欲しい、時間も欲しい』等と欲張るものですヨ。

ところで、(実質賃金目減りによる)金と(過剰残業による)時間のない労働者に『月に一度、2時間を与えると全国的な消費が増え景気が良くなる』という触れ込みで先月から始まった「プレミアムフライディ」なる目論みは本当に目論みどおりになるものなのでありましょうカネ?。

 


裏磐梯風景写真  【非定番】

この一ヶ月程は『短期間降雪量としては記録的なのではあるまいか!』と思うほどの降雪でありました。2月中、地元民は毎日の様に除雪に追われたのです。雪捨て場はうず高く雪が積み上げられております。

他方、吹雪と降雪のおかげで森の中は大変美しく変身したのでありますヨ。しかしこの美しさに全く気付かない方も多いのですナ。定番の撮影地でしか撮影できない方が多いのですヨネ。

 


裏磐梯風景写真 【予想しがたい現象】

こちらでは毎日毎日雪が降り続け、沼も、池も、湖も、渓流もみんな雪に埋もれてしまいました。森には雪のモンスターも出現しています。雪の降らない地方に雪が降るとニュースになりますが、雪の降る地方に大雪が降ってもニュースにはなりません。別にニュースになってほしいわけではないのですが、都会からお越しのお客様のなかには、雪が多いことに驚き、降雪の激しいことに驚き、運転に自信がないと、宿泊せずにお帰りになる方も出てくる有様です。

ところが今日は冬なのに雪ではなく雨が降り、屋根からの落雪や雪崩による事故が心配される事態です。世界中の気象が異常に移ろい、それに伴って日本の気候も異常になり、予想しがたい現象が起きているということデスカネ?。

 


裏磐梯風景写真【大雪が降ると】

全国的に大雪予想です。雪は大変美しいのですが、なかなか厄介な存在です。なくても困りますが、有りすぎても困るんですナ。

雪のない地方からお越しのお客様からは「いつでも雪の撮影ができていいですね」とよく言われます。「雪が降ると除雪や雪下ろしが大変で、そんなにお気軽ではないのです」とお答えするのですが、なかなかご理解をいただけませんネ。冬は除雪が済んで初めて社会が通常に動き始めますので、除雪が最優先です。大量に降ったり、急激に降ったり、吹雪いたりすると除雪や雪下ろしに大わらわになります。大雪や吹雪になると撮影どころではなく終日除雪に追われることすらあります。雪と折り合いをつけ続けるのはなかなか大変なことなんですヨ。今回大雪に見舞われた地方の方にはご理解いただけたでしょうネ。

 

 

 


裏磐梯風景写真【期待・願望】

都会では、住民の期待する天候は概ね同じなのでしょうが、雪国では、雪や吹雪が続づいた翌朝に地元民の気にするものと、スキーヤーやボーダー氏の気にするものと、ワカサギ釣り師が気にするものとカメラマン氏の気にするものは違うのですヨ。地元民は除雪のために降り積もった雪量を気にしますし、スキーヤーやボーダー氏はゲレンデ状態を気にし、ワカサギ釣り師は氷上状態を気にし、カメラマン氏は湖水の状態を気にしますナ。

同じ様に雪と氷の世界にいても、それぞれの関心はちがうので、天候に対する要望もそれぞれで異なるのですナ。暖かく穏やかな陽ざしの日を求める地元民、冷え込んでサラサラ雪のピーカンの日を求めるスキーヤーとボーダー氏、適度な温度で、お天気の日を求める氷上釣り師、猛烈に冷え込んで、湖が氷雪で閉ざされないことを望むカメラマン氏。一度にすべての要望に沿う天候は不可能なのですが、人は皆自分が望む天候気候になることを期待・願望しているのですネ。


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