暖かな春風と冷たい寒気が入り混じる雪どけの頃、雨の日には霧が発生します。春がやって来始めているんですネ。春になると晴れた日でも霞む日が多くなります。

世間では最近は霧の中、霞の中のようなニュースが多いですネ。霧を振りまいている人がいるのかもしれませんナ。

極端に暖かな日が３日ほど続きました。ものすごい勢いで雪が解けております。積み重なって氷の様に硬くなっている残雪が１日に２０センチ～３０センチほど厚さを減らしております。ドンドン雪が解けて瞬く間に残雪がなくなるなんてことはあり得ず、又寒い日と暖かな日が交互にくりかえしやって来るのでしょう。

気の早い方からは桜の満開時期の問い合わせが始まりました。裏磐梯ではＧＷ頃まで咲きません。他所の桜開花を囃し立てる人が多くなりそうですナ。

『春の撮影ツアー』のチラシが出来ました。有名ギャラリー等に展示してあります。今冬は異常な降雪が有り、３月には急に暖かくなるなど天候気温が極端に変動しました。おかげで野菜が異常に高騰する等の影響が出ておりましたネ。この気候変動がこの春の自然にどのような影響があるのかは、まだわかりませんが一応例年通りに季節が移ろうことを前提にしてスケジュールを作りました。

今春もステキな風景撮影ができるといいですネ。チラシをご希望の方はお電話下さればお送りいたします。（チラシ写真は皆さんが良くご存じのブナの木では有りませんヨ）

「川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」と昔の人は言っておりますが、寒い日には流れる川の水はきれいなツララを作ります。ところで、ツララのある川ではいつでも素敵な写真が撮れるかといえば不思議なことにそうでもないのですヨ。

きれいなツララときれいな川が一緒になった時にだけ素敵な写真になるのですが、ツララのある川ではいつでも素敵な写真が撮れると信じておられるカメラマン氏は川やツララがきれいではない時にも盛んにシャッターを切っております。「アマチュア写真は趣味なのだからどんな時にシャッターを切ろうが私の勝手でしょう」ということですので、余計なお世話ではあるのですが・・・。実に風景写真は簡単なようで簡単ではありませんナ。

冬季オリンピックが終了しました。随分と政治利用された大会でしたナ。自然は人間が手を出さなければ、寒さが厳しいほど美しくなります。オリンピックにも余計な手を出さなければ、更に美しい大会なるのにネ。ところで、冬季オリンピック会場は寒冷地ですので屋外競技は「晴れ」て、「冷える」とクリアに見えます。裏磐梯では「晴れ」て、「冷える」と霧氷が出来ます。更に冷えるとダイヤモンドダストも見られます。しかし、晴れても暖かくては出来ませんし、冷えても曇ったり雪が降ると出来ません。かの冬季オリンピック会場では霧氷やダイヤモンドダストは出来ていたのでありましょうか。

裏磐梯では寒くても今冬は降雪日が多く霧氷やダイヤモンドダストにはなかなかお目にかかれないのですヨ。３月になると晴れる日が多くなります。雪は融けてきれいでなくなりますが、冷えた日には霧氷が見られるようになることでしょう。