冬はもう終わりかと思われた暖かな先週とはうって変わって急に冬に舞い戻りです。根開の始まったブナ林も雪化粧です。もちろんスキー場にも、湖にも降雪が有りました。やはり青空には白雪がよく似あいますナ。

天気予報では今週は更に降雪が続きできそうです。

暖かな日が続き、ユキがどんどん融けて、森の中の沼の水面も見え始めました。ユキが少しくらい抵抗し降雪しても、ハレの暖かさに押されてたちまち融けてしまいます。日中の雪は融けてグチャグチャになります。

小鳥もさえずり、まるで緑のない春です。今年の冬はもうそろそろ終わりですカナ？。

昨日は雨で今日は雪という具合に極端に振れる天気です。雪が降ってやがて雨になり、雪が溶け、次第に春になるというのがこれまでの天候の移ろいなのですが、今年は雨が降って雪が降け、お天気になって雪が溶け、春になるというパターンなのですかネ。

「アメとユキ」。まるで小説の主人公みたいですが、自然では仲の良い関係です。ただ不思議なことに今年は頻繁に順番が入れ替わるのですナ。写真の様なキリッとした冬風景はそろそろ見られなくなるかもしれません。

冬の雨の後は、雪がほとんど降らない暖かな日が続き、雪もドンドン溶け、おかげで雪に覆れていた、森の奥の沼も形が見えるようになってきました。沼の氷の上では、まるで動物雪像祭りが開催されているようでありました。いつも有名撮影地にしか行かないカメラマン氏にはお目にかかれない風景ですヨ。

裏磐梯では場所によっては氷が融けて水が見え出した沼もあり、春の兆しです。今年のこの調子では桜も随分早くやって来るかもしれませんナ。

日没の頃ワカサギ釣師達がスノーモービルに引かれて釣り場から帰って来ます。釣れる日もあれば、釣れない日もあるのが釣りというもの。今日は大漁ですか？。

釣り師に言わせると『釣れた日には腕のせい、釣れない日には運のせい』にすると精神が安定するそうです。「釣れた」を「撮れた」に置きなおすと、どこか写真カメラマンの心理に通底いたしますナ。