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裏磐梯風景写真  【人気撮影地】

以前に、ある写真雑誌で写真コンテストの審査をしている某有名写真家が、審査後の感想として(応募作品に)「撮影地の偏り」があると指摘をされておりました。「人気撮影地は類似作品が多く魅力を感じない」とのことでありました。しかし、どこかの写真雑誌で見たことのある様な被写体を、どこかの写真雑誌の作品の様に撮影して応募することが、問題なのであって、『人気撮影地』が問題なのではないと思うのでありますヨ。

(人気撮影地秋元湖)

例えば、富士山は日本で一番有名な山であり、人気撮影地ではありますが、人気撮影地、富士山がいけないのではなく、ワンパターン撮影するカメラマンがいけないのではないのではありませんかネ?。人気撮影地裏磐梯の撮影者としてはそう思うのでありますナ。風景写真愛好家の皆さん、いかがお思いですかナ?。

 

 

 


裏磐梯風景写真  【抗氷】

川の流れに抗うように一本の枝が垂れ下がっておりました。その枝に水が激しく当たり水しぶきが上がります。水しぶきの当たった枝には洋服の襟の様に、垂れ下がった蔓にはイカがぶら下がった様に氷ができておりました。「しぶき氷」は猪苗代湖の波しぶきが当たってできる氷ですが、この氷は一体何氷というのでありましょうか。「あらがい氷」とでもいうのでしょうかネ。

『智に働けば角が立つ。情に棹させば流される』とは草枕の有名な出だしの文章ですが、「川に棹させば、氷ができる」とは何とも非文学的な、しかし、動的な風景ではありますナ。

 

 


裏磐梯風景写真  【日の出・日没】

日の出であれ、日没であれ、出会えるのは幸福ですネ。冬、雪国ではなかなか出会うことができないので、とりわけ強く感ずるのかもしれませんが。「きれいな日の出です」とか「美しい日没です」などという言葉が陳腐にさえ思えることもありますナ。

写真撮影等しない方は日の出や日没を素直に感動して見ておられるのですが、カメラマン氏達は感動など忘れて「きれいな日の出」風とか「美しい日没」風の撮影に夢中になるのでありますヨ。

 

 

 

 


裏磐梯風景写真 【風が吹いていた4♪】

吹雪の翌日は、樹氷ができますヨ。木に積もっただけの雪は、少し暖かくなると、すぐに落ちてしまい、木の下の雪原を穴だらけにしてしまいますが、風さんのパワーを借りてできた樹氷は簡単には落ちないんですナ。

雪国では風さんはスゴーイ造形作家なんですヨ。

 

 

 


裏磐梯風景写真  【雪だらけ】

3日間雪が降り続けました。毎日除雪に追われました。どこもかしこも雪で覆い尽くされペンション前も2メートル超の積雪で、駐車場のワゴン車の屋根よりも高くなりました。

森の中も雪又雪です。渓流の多くも大半が雪の下です。道路の両側にも雪の壁ができております。喜んでいるのは、犬とスキー場と除雪車の燃料屋さんかな。

 

 


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